ネジの切削加工
ネジの切削加工には4通りの加工方法があります。
一番単純な加工方法です。切削面が大きいので当然切削抵抗が大きくなります。またチップ形状にそった キリコが排出されますのでワークに絡まりやすいです。X方向のみ切り込み変更をすればいいため NCデータの作成にかかる時間が少なくて済みます。

1パスの切削面が少ないため、切削抵抗が小さいです。メーカーのカタログ等ではキリコの処理が良いと 書かれていますが、期待するとエライめにあいます。また0カット側の磨耗が激しいとも書かれていますが 大体カット側の切刃が先に壊れます。

メーカーのカタログはあまり信用できませんね。

メーカーのカタログでは、フランクインフィードのように0カットがない分、「右側 の逃げ面磨耗を抑えられる」と書かれていますが本当かな~

千鳥足切削
両側の切れ刃を交互に使用するため、一番寿命が良い。時々メーカーのカタログには 「切削抵抗を下げられる」と書かれているが、大嘘。なぜ切削抵抗を下げることができないのかは 次の図で説明します。 但し寿命が長いのは本当です。

 

下の図では、チップとネジ切削面に対する角度を表しています。 よ~く見ると、左側の角度が大きくて、右側の角度が小さいことがわかります。
上記はネジにリード角が付いているためです。
こちらで
「角度αが小さくなるにつれて切削できなくなります。」と書かれていたことを思い出しましょう。 ネジ切削の場合は、右側の角度が小さいため、右側の切れ刃の切削はかなり負荷のかかる切削になります。 よって「千鳥足切削」は切削抵抗が大きくなることがあります。